■10/2/2001
テロ事件をめぐって、日が経つにつれ、冷静な反応が増えている。大事にかこつけて、一気呵成にことを進めようとするのも問題あり、だけれども、熱しやすく冷めやすいってのも心配。今回の事件では、安全保障、憲法、国のあり方、宗教、グローバル資本主義経済と貧困、メディアとネット・・といったさまざまな問題を、改めて根元から考えさせられる。そういう意味でも、まさに時代の‘雰囲気’を変える転機となりそうだ。
今、各自何ができるのかが、問われるわけだが、すばらしい活動を続ける日本人の存在を知る。中村哲医師は、1984年から、パキスタン北西辺境に診療所を建設し、ハンセン病患者などの治療にあたり、86年から、アフガン難民のためのプロジェクトを立ち上げて、無料診療に当たられている。一度、帰国されたが、この10月にまた、支援物資を持って、再度現地入りされる、とのこと。この中村医師と、NGOペシャワール会についての情報は、こちら。http://www1.mesh.ne.jp/~peshawar/
さて、ホットワイアード4周年記念プレゼントへたくさんのご応募をいただきまして、ありがとうございます。抽選で100+4人の方に、ささやかなプレゼントを用意させていただいているのですが、その中の目玉は、地球時計wn-1 。この時計は、「エコロジーとエコノミーの共存」を基本テーマとするThink the Earth プロジェクトから生まれたもの。地球が、手のひらに入ります。http://thinktheearth.net/jp/menu.html
■9/26/2001
「ホットワイアード・ジャパン」が、9月22日で4周年を迎えた。ネットビジネスをめぐって厳しい環境が続く中、こうして4周年を迎えられたのは、ひとえに読者の皆様のサポートのおかげです。本当にありがとうございます。そして、これからもご愛読いただければと思います。
創刊当初に掲げたテーマは、「Alternative Values for 21st century」。既存の価値観が、根本から見直しを迫られている時代に、今後、主流となるであろう‘もう一つの価値観’を探ろう、という狙いからだった。このテーマは、具体的には、市民社会、デジタル・ネットワーク、エコロジー、ボランティア、マルチ・カルチャー・・などのキーワードに分けたが、2年前から、コンセプトをより明確にするために「 Net + Eco / Love -- the standard for us」としている。
なかでも、環境問題は、これからの私たちの生活を考えたときに、最重要とすべき課題の一つだと考えていた。環境の悪化は、私たちの生活の安全を大きく揺るがしているし、また、食糧や水、エネルギー危機が、国家間の戦争を引き起こさないとも限らない、と考えていたからだ。そうした状況下で、デジタル・テクノロジーはどのような貢献ができるのかということが、大きなテーマとしてあった。
■7/3/2001
この5月に、エベレスト登頂を果たし、世界7大陸最高峰登頂の最年少記録を更新した石川直樹氏に取材。昨年は、北磁極から南極点まで、徒歩、カヌー、自転車で走破するPole to Pole 2000(P2P)に参加し、今年の元旦は、極点で迎えている。こう列記するといかにもアグレッシブで強靱な冒険家をイメージするが、ご本人は、一見フツーの学生さんだ。「ぼくは冒険家ではない。危険を冒すために旅をしているわけでもなければ、好んで僻地に行きたいとも思わない」と語る石川氏の冒険観など、面白い話をたくさん聞いたが、それは、また改めて記事にします。
これらの活動中に、ネットで送られ続けた日記は、彼のウェブサイトで報告されていてhttp://straightree.com/、P2Pについては、先日『この地球を受け継ぐ者へ』(講談社)としてまとめられた。エベレスト登山途中のキャンプから衛星電話を使って、本の校正原稿を送ったりする人も初めてに違いない。もう、エベレストもテレワーク圏内に入ったようだ(^^;)。それでも、前のめりに、冒険やエコやモバイルを語ったりしない石川君は、かなりカッコイイぞ。