« | メイン | »

2005年05月26日

●藤井耕一郎『幻の水素社会』

光文社ペーパーバック、2冊目。このシリーズ、英語混じりの「4重表記」というのが大きな特徴。だが、同じ4重表記でも前に読んだ時からは、少し変更を加えたようだ。以前は、日本語の単語に、英単語をつけ、さらに日本語や英単語の上にカタカナでフリガナをつけてあって、いつカタカナがついてくるのかという基準もまったくなかったので、かなり読み手の思考を度々寸断させてくれたのだけれど、今度は、日本語+ときどき英単語、のよりシンプルな形に変わった。以前よりは読みやすい・・。
で、こちらは、「水素社会」なんか簡単にはやってこない、と主張が、ときどき本筋とは関係ないところまで、当たり散らしながら強引に進む。ひたすら感情的にエコを叫ぶ者へのカウンターとしては意味があるのかもしれないが、結局は重要なのは、何がどれほどわかっているのかということを精査しながら、科学的に分析していくしかないのだ。両極端に振れてしまっても、これまた意味がない。しかし、石油の価格が少し上がっただけでも、産業界が大騒ぎしているわけだが、エネルギー問題は、社会に与える大きすぎる。明るい水素社会は、すぐにはやってこないだろうが、このまま石油に依存していてもかなりヤバイとは、誰もが思っていること。次のステップへの移行をどういう形で、どのくらいのコスト負担で進めていくのか、ということなのだから、今から多くの可能性が検討されるというのは決して間違ってはいないと思うのだけれど。

投稿者 esaka : 2005年05月26日 02:08

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://editreal.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/501

コメント

コメントしてください




保存しますか?